用語集

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カラーヒストグラム(Color Histogram)

カラーヒストグラム(Color Histogram)は、デジタル画像処理やコンピュータビジョンにおいて使用されるヒストグラムの一種です。通常、RGBカラーモデルを使用して表現されるカラー画像に対して適用されます。

カラーヒストグラムは、画像中の各色相や色彩の頻度分布を表すグラフです。画像内の各ピクセルの色情報を解析し、各色相や色彩の出現頻度をカウントしてヒストグラムを作成します。通常、RGBカラーモデルでは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)の3つの要素が考慮されます。

カラーヒストグラムは、画像内の色の分布や特徴を分析するために使用されます。例えば、画像内の特定の色の割合や明るさの変化、色相や彩度のバランスなどを把握することができます。カラーヒストグラムを使用すると、画像間の色の類似性や差異を比較したり、画像検索や物体認識などのタスクで使用する色の特徴量を抽出したりすることが可能です。

カラーヒストグラムは、画像処理やパターン認識のさまざまな応用で使用されます。例えば、画像の色調補正や色調変換、画像のセグメンテーション、画像のクラスタリング、画像の類似性評価などに利用されます。また、カラーヒストグラムは、画像の色空間や色分布の特徴を捉える手法の一つとして、画像処理やコンピュータビジョンの研究や開発で重要な役割を果たしています。

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