ビデオキャプチャーカード(Video Capture Card)
ビデオキャプチャーカード(Video Capture Card)は、コンピュータにおいて外部のビデオ信号をキャプチャー(取り込み)するための拡張カードまたはデバイスです。主な役割は、アナログまたはデジタルビデオ信号をコンピュータに取り込み、データとして処理・保存することです。
ビデオキャプチャーカードは、さまざまな入力ソースからビデオ信号を取得するためのインターフェースと処理機能を提供します。これにより、テレビ放送、ビデオカメラ、DVDプレーヤー、ゲームコンソールなどからの映像や音声をコンピュータ上でキャプチャーすることができます。
ビデオキャプチャーカードは、以下のような機能や特徴を持つことがあります:
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入力インターフェース: アナログビデオ信号の場合、コンポジットビデオ、S-Video、コンポーネントビデオなどの入力ポートを備えています。デジタルビデオ信号の場合、HDMI、DisplayPort、DVIなどの入力ポートがあります。
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解像度とフレームレートのサポート: ビデオキャプチャーカードは、サポートする最大解像度やフレームレートによって異なります。一般的には、高解像度(HD)やフルHD(Full HD)、4K、60fpsなどの映像をキャプチャーできるように設計されています。
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オーディオキャプチャー: ビデオ信号と同時にオーディオ信号もキャプチャーできるようになっている場合があります。これにより、映像と音声を同期させたキャプチャーが可能になります。
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ソフトウェアとの連携: ビデオキャプチャーカードは、専用のキャプチャーソフトウェアやドライバーと連携して動作します。これにより、ビデオ信号のプレビュー、録画、編集、ストリーミングなどの機能を提供します。
ビデオキャプチャーカードは、映像制作、ゲームプレイの録画、ビデオ会議、監視カメラの監視など、さまざまな用途で利用されます。