【MECT2021】ダイドー様のブースにて展示しました
2021年10月20日から23日にかけて行われた、MECT2021にてダイドー様のブースとしてAI外観検査機を展示しました。
弊社では「人にはもっと人らしい仕事を」を理念にAI(人工知能)を生産現場に導入し、搬送や目視検査など長時間にわたって繰り返す高負荷作業の自動化を目指しております。2019年11月に武蔵精密工業からAIに特化した形で分社化をし、同じ課題を持つお客様に弊社のAIシステムのご提供を開始しており、弊社のAI外観検査機の1例を実機と共にご紹介しました。
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展示したAI外観検査機の概要
弊社が展示したAI外観検査機はFANUC製のロボットと弊社のエッジデバイスNeuralCubeを組み合わせています。
検査のアルゴリズムは従来の画像処理による欠陥検出ではなく、人が欠陥と判断したものを教え込ませたAIによって判定をします。
外観検査にAIを用いるメリットは、作業者の検査に関する知見を感覚的に反映させることができる点です。
弊社のAI外観検査機は、歯面と歯先の検査においてNG検出率100%、過検知5%の実績を持っております。
検査の流れ
展示会でご紹介したAI外観検査機は以下の動作をします。
まず、検査用レーンに流れてきた対象ギヤをロボットアームでカメラと照明が設置してある検査ステーションでギヤの歯面及び歯先を撮像します。
このとき撮像とAIによる検査は並列で行い、ギヤのどの位置にどのような欠陥があるか判定します。
次に判定の結果(良品、欠陥品)に応じてそれぞれ良品レーン、欠陥品レーンに仕分けします。
イベントレポート
始めに、出展のお誘いをくださったダイドー様、弊社の展示に足を運んでくださった方々へ感謝を申し上げます。
様々な種類の製品を作られている多くの方に興味を持っていただきありがたい限りです。
現在弊社で取り組んでいる自動車部品以外の製品の検査に関するご相談もあり、今後様々な分野への展開を想定して精進していきたく思います。
本記事をご覧になりAI外観検査機に興味を持たれた方は、こちらからご連絡ください。
導入に関するご相談、弊社の製品に関するご質問等なんでもお答えします。
【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、電動化や自動運転を見据えた次世代パワートレインならびにステアリング、シャーシ部品の開発/製造/販売を行っています。また、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、幅広い領域でのSDGsの達成貢献に向けたエネルギーソリューション事業、農業、植物バイオ事業など、オープンイノベーションの展開により新事業の創出・拡大にも注力しています。
Musashi Web Site: http://www.musashi.co.jp/
【Musashi AIについて】
武蔵精密工業は、AIの技術開発や製造現場への実装、グローバル展開を加速するため、イスラエルの技術パイオニアでPoliakine Innovationの設立者であるRan Poliakine氏が代表を務めるSixAI Ltd.と合弁で、Musashi AI株式会社を2019年7月に設立いたしました。イノベーションに向けて同じ想いを共有するリーダーたちと協働し、Industry 4.0に関する新たなエコシステムを構築してまいります。
Musashi AI Web Site: https://musashi-ai.com