ブログ

Musashi AI 株式会社のブログはこちらをご覧ください。

【開催レポート】「Far beyond industry」- イスラエル×日本のAI技術が創り出す、産業界の常識を超える革新的な未来

【開催レポート】「Far beyond industry」- イスラエル×日本のAI技術が創り出す、産業界の常識を超える革新的な未来
2023年4月25日、武蔵精密工業株式会社(以下、ムサシ)とイスラエルに本社を置くSIXAI社の合弁会社であるMusashi AI 株式会社と634AI社は、「ものづくり×AI」の理想を体現するイベント『Far beyond industry』をMusashi AIラボにて開催しました。

イベントでは、AIロボットプラットフォーム「MAESTRO(マエストロ)(自律走行搬送ロボットのナビゲート、人の動き、パレットの枚数などをリアルタイムで一元管理する集中管 理システム)」とAI外観検査装置(「精密鍛造」と呼ばれるギヤなどの部品は、良品であっても細微なバラつきが発生します。その細かな傷等を検査する機械)の初の合同デモンストレーションを実施。

本ブログではそのイベントの様子をレポートいたします。

イベントについて

イベントは、Musashi AIの関係者、投資家、メディアを招待し、60人以上が参加。一部オンラインでの参加もありました。ムサシとしては初の、外部の方に向けた工場内デモンストレーションを実施した大規模なイベントとなりました。

イスラエル×日本のイノベーション 各代表あいさつ

イベントは、ムサシの代表取締役社長 大塚からの力強いメッセージで幕を開けました

「我々がいる自動車業界は100年に一度の大変革期に差し掛かっています。大変革期は人類の歴史に象徴されたようにテクノロジーによって引き起こされています。

この時代だからこそ、ムサシは多くの挑戦を始め、テクノロジーで未来を創ることを目標としています。その大きなテーマの一つが今日ご紹介する、Musashi AIと634AIの取り組みです。

世界最先端のイスラエルのAIに関するテクノロジーと日本のモノづくりのチカラ。

私たちはテクノロジーで新しいイノベーションを起こします。本日はその大きな一歩となるイベントです。ぜひ楽しんでいってください。」

大塚のあいさつに続き、SIXAI代表Ran Poliakine(ラン・ポリアキン)、Musashi AI代表村田宗太、634AI代表Anat Kaphan(アナット・カファン)が自社の取り組み内容について説明しました。


SIXAI代表Ran Poliakine(ラン・ポリアキン)
「今日この日本とイスラエルのコラボレーションによって盛大なイベントを迎えられることを大変光栄に思います。

日本は、時間に正確であること、細部への完璧な配慮などその綿密な心もちは技術にも表れています。また反対にイスラエルは、新規性に強く、迅速なことが大きな長所です。

イスラエルと日本。文化や得意分野、様々異なります。だからこそこの二つの国のコラボレーションは、イノベーションを生み出し、その創造の階段をいくつも登れると信じています。」


634AI代表Anat Kaphan(アナット・カファン)
「634AIは半導体をはじめとする様々なバックグラウンドを持つメンバーで組織されています。異なる視点から様々なアイディアが次々と出てきます。

今回そのアイディアを形にしたものがお披露目できることを大変うれしく思います。私たちが開発した製品 は、インダストリー4.0を加速させると確信しています。」

着実に積み上げたAI外観検査装置導入実績

Musashi AI代表・村田は、
「AI外観検査装置は、導入先19社、導入件数56台と多くの実績を積み上げてきました。

2019年から本格的に取り組み始めた事業ですが(Musahi AIの歴史についてはこちら)、着実に実績を重ね、製造業でのAI検査機の分野において、他社を寄せ付けないレベルになっていると自負しています。

今日はその歴史と強み、未来、そして我々の素晴らしいパートナー、実際の設備をご紹介させていただきます。

またトヨタ様からのカスタマーボイス(リンク)に加え、インテル様(リンク)、NVIDIA(リンク)様からもパートナーズボイス動画に出演いただきました。この動画はわれわれMusashi AIにの信頼性、価値をものすごく高めてくれたと思います。

我々は更に挑戦を続けます。今後のMusashi AIにご期待ください。」

と話しました。

▼イベント内で流したMusashi AI紹介動画

MAESTRO、AI外観検査装置デモンストレーション

イベント中盤では、工場内でのMAESTROのデモンストレーション、Musahi AIラボ内にてAI外観検査装置のデモンストレーションを2グループに分けて同時に実施しました。

「AIロボットプラットフォーム「MAESTRO(マエストロ)」

植田工場内ではMAESTROの概要説明、その一つであるAMR(物流倉庫内などで用いられる自動搬送ロボット)のデモンストレーションを行いました。工場内の天井にカメラを設置し、AIが適切・安全なルートを分析・指示します。自動でパレットまで向かい、パレットを別の場所まで運びました。またカメラの映像データは、工場内の人の移動、検知、パレットの数なども把握します。
障害物や人がいきなり飛び出しても、AMRが危険を感知し急停止することを披露し、安全への配慮もアピールしました。

「AI外観検査装置」

AI外観検査装置については、Musahi AI内にある3台の装置を動かしながら説明。

既存のラインに適したサイズとなっている標準機、工場の環境に応じてカスタマイズの上設計する専用機があることを説明しました。
また標準機においては、その機能だけでなく提供スピードについても説明しました。常にある程度の状態まで仕上げストックをしておき、その後お客さまと仕様について調整した上で完成させる。お客様からオーダーをいただき、早く提供できることも価値の一つだと説明しました。

Musashi AI:https://musashi-ai.com/

MAESTROとAI外観検査装置のデモンストレーション。多くの関係者に大きなインパクトを残し、イベントは幕を閉じました。

『HUMAN JOBS FOR HUMAN』

Musashi AIのコンセプトです。本イベントよりMAESTROの本格稼働も始まりました。今後もグローバルな環境下でムサシとMusahi AIはイスラエルと協力し、AIにおける社会的価値を創造してまいります。


▼ 開催に関するプレスリリース:
https://www.musashi.co.jp/newsrelease/425_musashi_ai634ai_aimaestroai.html
お問い合わせ
ブログ カテゴリ
年別アーカイブ